おてつたびの給料・報酬はどれくらい？契約の仕組みを理解して安全に参加しよう

確かに「働きながら旅ができる」なんて話を聞くと、本当にちゃんとお金がもらえるのか不安になりますよね。

そこで今回は、こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事で紹介している「おてつたびの報酬システム」を理解していただければ、初心者でも「安心して参加」することができます！

私自身も最初は契約や税金のことがわからず躊躇していましたが、仕組みを理解することで不安を解消できました。

前半では給料の仕組みや契約関係、後半では税金や確定申告について主に紹介していきますので参考にしてみてくださいね！

おてつたびの給料システムの基本を知ろう

項目	詳細	注意点
時給相場	950円〜1150円（最低賃金以上保証）	地域差あり
支払い方法	月末締め・翌月末払い（銀行振込）	月またぎは各月別計算
宿泊費	基本無料・受け入れ先が提供	施設によって設備差あり
交通費	原則自己負担	遠方は赤字リスクあり LCC・格安バス推奨
食費	まかない付きの場合は無料 または格安提供	受け入れ先により異なる 事前確認必須
勤怠管理	自己申告	正確な記録が重要 タイムカードがある場合はそれに従う

おてつたびの給料がどんな仕組みになっているか気になりませんか？安心して参加するためには、まず報酬の基本構造を理解することが重要です。

ここでは時給の相場から支払い方法まで、お金に関する疑問をスッキリ解決していきましょう。

時給はどれくらい？実際の報酬水準をチェック

おてつたびの時給は各都道府県の最低賃金以上が保証され、実際の相場は950円〜1150円となっています。これはリゾートバイトと比較するとやや低めの水準ですが、宿泊費無料という大きなメリットがあります。

時給については、地域差も存在し、都市部に近いエリアほど時給が高くなる傾向があります。例えば東京近郊では1100円、地方では900円台という事例が多く見られます。

ただし、給料だけで判断するのではなく、「旅をしながら働く」という体験価値も含めて考えることが大切ですよね。

そもそもおてつたびのコンセプトが、「旅をしながら、現地の人と触れ合う」ことに重きを置いており、お金稼ぎが絶対とはしていない点にありますね。

お金稼ぎを重視したいのであれば、「リゾバ.com」などを活用したリゾートバイトをしましょう！目的を考えることが大切です。

給料の支払い方法と勤怠管理

おてつたびでは全国共通で「月末締め・翌月末払い」の支払いサイクルを採用しています。8月に働いた分は9月末に振り込まれるというシンプルな仕組みです。

勤怠管理は参加者がウェブサイトで行い、毎日の開始・終了・休憩時間を入力します。現場でタイムカードがある場合は、それに従って正確に記録してください。

月をまたぐ参加の場合は各月ごとに給料が支払われるので、この点も覚えておきましょう。

交通費や宿泊費の負担について

おてつたびの最大の特徴は宿泊費が基本的に無料で提供されることです。これにより、ホテル代を気にせず参加できるのは嬉しいポイントですよね。

一方で交通費は原則自己負担となるため、遠方への参加では注意が必要です。まかない付きの受け入れ先を選べば食費も大幅に節約できます。LCCや格安バスを活用することで、交通費を抑えながら収支をプラスにすることも十分可能ですよ。

契約の仕組みと誰と雇用契約を結ぶのか

契約形態	雇用契約	業務委託契約
契約相手	受け入れ先事業者と直接契約 （農家・旅館など）	受け入れ先事業者と直接契約 （主に行政連携案件）
法的保護	労働基準法適用 最低賃金保証あり	労働基準法適用外 契約内容に依存
書類発行	労働条件通知書 源泉徴収票	契約書 支払調書（場合により）
税務処理	給与所得 源泉徴収あり	事業所得・雑所得 自己申告
社会保険	労災保険必須 雇用保険は条件次第	適用外 自己責任
おてつたび運営会社の役割	マッチング仲介のみ 雇用主ではない 手数料は受け入れ先から徴収

おてつたびの契約って、誰と誰の契約になると思いますか？多くの人が誤解しているのが「おてつたび会社と契約する」という点です。正しい契約構造を理解して、安心して参加できるようになりましょう。

雇用契約と業務委託契約の違い

おてつたびでは原則として雇用契約が結ばれ、労働基準法の保護を受けることができます。募集ページで労働条件通知書の確認が必要な案件は雇用契約、それ以外は業務委託契約です。

雇用契約の場合は最低賃金の保証や労働時間の規制が適用され、源泉徴収票も発行されます。一部の行政連携案件では業務委託契約となり、この場合は自分で確定申告を行う必要があります。どちらの契約になるかは申し込み時に必ず確認してくださいね。

参加者と受け入れ先の直接契約が基本

ここが重要なポイントなのですが、契約は参加者と受け入れ先事業者の直接契約となります。

おてつたび運営会社は雇用主ではなく、あくまで仲介役です。

農家での作業なら農家と、旅館での仕事なら旅館と直接雇用契約を結びます。労働条件通知書も受け入れ先から発行され、給料も受け入れ先から支払われます。

何かトラブルがあった場合の責任も受け入れ先にあるため、参加前には必ず受け入れ先の情報を確認しておきましょう。

このあたりが、派遣事業のリゾートバイトとは異なる点にあります。派遣会社とのやり取りを行いたい人はリゾートバイトの活用をおすすめします。

おてつたび運営会社の役割とビジネスモデル

では運営会社は何をしているのでしょうか？答えはマッチングプラットフォームの運営です。受け入れ先と参加者をつなぐ仲介役として機能しています。メルカリみたいな状態を想像してもらうとわかりやすいかと思います。

収益は成功報酬型で、マッチングが成立した時のみ受け入れ先から手数料を受け取ります。参加者からは一切費用を徴収しません。

また、受け入れ先との事前面談も行い、「安い労働力だけが欲しい」という事業者は排除しています。この仕組みがあるからこそ、良質な体験ができるんですね。

社会保険と税金で知っておくべきポイント

単発アルバイトにも近い形の仕事って税金や社会保険の話って、ちょっと面倒に感じますよね？

でも短期間だからといって何も考えずに参加すると、後で困ることもあります。特に確定申告については、しっかりと理解しておく必要がありますよね。

あくまでも一例の説明なので、詳しい内容は専門家や公式サイトの情報をご確認くださいね！

雇用保険や労災保険の適用条件

保険種類	適用条件	おてつたびでの扱い	メリット・注意点
労災保険 (労働者災害補償保険)	全労働者対象 労働時間・期間に関係なく適用	必ず適用 雇用契約なら自動加入	✓ 業務中の怪我・病気を補償 ✓ 通勤中の事故も対象 ✓ 農作業や旅館業務は特に重要
雇用保険 (失業保険)	① 週20時間以上の労働 ② 雇用期間31日以上 の両方を満たす場合	条件次第 短期間は適用外が多い	✓ 失業時の給付金受給 ✓ 短期参加では恩恵少ない △ 長期参加なら適用可能性あり
健康保険 (社会保険)	① 週30時間以上の労働 ② 2ヶ月超の雇用期間 ③ 常時5人以上の事業所	通常は適用外 短期間のため除外	△ 既存の保険を継続利用 △ 国民健康保険等で対応 △ 医療費3割負担は変わらず
厚生年金 (社会保険)	健康保険と同じ条件 週30時間以上かつ 2ヶ月超の雇用期間	通常は適用外 短期間のため除外	△ 国民年金の納付継続 △ 将来の年金額への影響小 △ 短期間なので大きな変化なし

雇用契約でおてつたびに参加する場合、労働基準法が適用されるため各種保険の対象となります。

雇用保険は週20時間以上かつ雇用期間31日以上の場合に適用されます。短期間のおてつたびでは条件を満たさないケースが多いですが、長期参加では適用される可能性があります。

社会保険については短期間のため通常は適用外ですが、受け入れ先の規模によっては例外もあるので確認してみてください。

源泉徴収票の発行と確定申告の必要性はある？副業の場合は？

雇用契約の場合、毎年12月にマイページから源泉徴収票を発行できます。所得税は日額表丙欄で計算され、給与として適切に処理されているので安心です。

確定申告の必要性は個人の状況によって異なります。

他に給与所得がある場合や年間所得が一定額を超える場合は申告が必要になります。確定申告が不要でも住民税の申告が必要な場合もあるので、国税庁のホームページで確認することをおすすめします。

給料をふまえておてつたびを始める前の注意点とコツ

いよいよ参加を決めたけれど、何か気をつけることはあるのでしょうか？せっかくの貴重な体験を後悔しないためにも、事前の準備と心構えが大切です。ここでは参加前に知っておきたいポイントをお伝えしていきますね。

収支計算で赤字にならない選び方

おてつたびで最も重要なのは交通費を含めた収支計算です。時給1000円で60時間働いても6万円なので、往復交通費が4万円なら手元に残るのは2万円だけになってしまいます。

繰り返しになりますが、お金よりも経験重視の姿勢で参加するのが、おてつたびの本来の楽しみ方かもしれませんね。

副業としての注意点と会社への影響

会社員の方が参加する場合、副業規定への注意が必要です。雇用契約は明確に副業となるため、就業規則を事前に確認してください。

源泉徴収により住民税額が変わる可能性があり、会社に副業がバレるリスクもあります。副業禁止の場合は有給休暇や長期休暇での参加を検討しましょう。

業務委託契約でも年間20万円超の所得があれば確定申告が必要で、会社によっては制限している場合もあります。特に公務員の方は副業規定が厳しいので十分な確認が必要ですよ。

契約内容については労働条件通知書を受け取り、労働時間や休日、業務内容を事前に確認してください。不明な点は遠慮なく質問し、納得してから参加することが大切です。

【まとめ】おてつたびの給料・報酬システムを理解して安心参加しよう

希望する地域への交通費を調べて、LCCや格安バスの料金と比較してみましょう。時給1000円で1週間働いた場合の収入と、往復の交通費を差し引いて手元にいくら残るかを計算してみると、参加の判断がしやすくなります。

その際に、おてつたびが大切にするコンセプトが何なのか、改めて考えることも大切です。稼ぎがほしいのであればリゾートバイトへの参加一択です。

会社員の方は就業規則の副業に関する項目も要チェックです。雇用契約になるため、副業禁止の会社では有給休暇を使っての参加を検討してくださいね。健康保険証や身分証明書の準備、現地の気候に合わせた服装の確認も忘れずに。

おてつたびは給料以上の価値がある体験ができるサービスです。地域の人との出会いや、普段できない仕事を通じて得られる経験は、お金では買えない財産になります。まずは近隣県の短期案件から始めて、おてつたびの魅力を実感してみませんか？