【ボラバイト体験談】レタス生産量日本一のエリアで朝４時スタートのスパルタ1か月生活！レタス農家はきついし重労働すぎた！の巻

「野菜づくりって癒されそう～♪」なんて甘い考えでボラバイトに参加した私。行き先はレタス生産量日本一の長野県！

農家に到着して、「よろしくおねがいしまーす！」と元気よく挨拶。

でも、この時はまだ知らなかった。私を待っていたのは…ききききつい！きいてないぞ？！という数々の経験でした。

長野県・川上村＝知る人ぞ知るレタス生産量日本一のレタス王国

川上村は日本有数のレタス産地。到着してすぐに感じたのは、街全体に漂うレタス独特の香り。レタス焼酎まで売ってるレタス愛に溢れた土地で、私のボラバイト地獄が始まったのです。

農家で働いていて気づいたのが、外国人労働者の多さ。現実を聞いてみると、一概には言えませんが以下の通りらしいです。

うーん、いろいろと考えさせられます…。

朝4時半スタート！レタス農家の過酷な1日

「朝どれレタス」という言葉の裏には、想像を絶する早朝勤務と時間勝負の現実がありました。

４時１５分くらいに起きて、ヨーグルト食べて、顔洗って日焼け止めぬって、４時半に出発してトラックで畑にむかいました。これでも遅い方で、正社員は深夜2-3時出勤。この業界の厳しさを痛感した瞬間でした。

地獄の早朝勤務スケジュールの理由はあれの存在だった

なぜこんなにレタスってはやいのかというと、太陽の光をあびるとすぐに傷んでしまうからなんですよね。そして、それにくわえて重要なのが、朝どれレタスをスーパーに出荷しないといけないから！収穫は朝10時までには終わります。でもこの6時間が地獄すぎる。

真夏なのにズボン3枚重ね？！トイレにいけない？！

ずーっとしゃがみながら仕事をするので、どろだらけになります。

終わったら汗びっしょりで、汗なのか雨なのかなんなのかわからないくらいびしょびしょです。

更にさらに、事前に聞いてない重大案件。農業やっているとだいたいおきることなんですけれどもね

ととととととトイレ！！！！！

• 基本的にトイレはいきません
• いけません
• というかまわりにありません

【実例】レタス収穫の現実は想像以上にスパルタ

レタス農家の厳しさは、単なる肉体労働だけではありませんでした。品質管理への徹底したこだわり、時間厳守の重要性、そして絶対的な上下関係。甘い考えで来た私には衝撃の連続でした。

カエルと一緒に収穫しそうになる恐怖

「きょうはここを収穫するぞー」ってレタスを切っていきます。

でも…たまにカエルとかひそんでいるので一緒に切りそうになります。

めちゃくちゃ切れる包丁でスピード勝負

• めちゃくちゃ刃切れのいい包丁使用
• 絶対にケガをしないよう何度も指導
• 売り場にそのまま並ぶので切り口もきれいに
• スピード重視（ちんたらしてたらどなられる）

売り場にそのまま並ぶので、切り口もきれいに。と、めっちゃ怒られました。れ、令和のこのご時世に！とはいっていられません。

そう。とにかくレタス農家、スパルタでした。どこよりもスパルタでした。

インテリ発言は即却下システム

「もっとこうすればいいんじゃないんですか？」的なインテリ発言は許されません。

とにかく言われた内容を最低限こなす。この基本が、難しいです。レタス農家、この基本をこなせず途中で逃げる人があとをたたないそうです。

洗浄・箱詰め作業で大炎上事件

収穫後の洗浄・箱詰め作業は、一見単純に見えて実は奥が深い工程。しかし私はここで大きなやらかしを犯してしまい、農家の厳しい現実を改めて思い知らされることになったのです。

収穫したレタスを洗って、箱に詰めます。水で洗っていただけなんですけれども…

どうやら水遊びしているように見えたらしくこれまでにないくらいに怒られました！

いやーー、こんなに怒られることなんて人生でそうそうないです新鮮ですメンタルはちょっとやられました。苦笑。

2ケース3ケースを太ももにひっかけて運搬地獄

で、収穫したレタスはケースに入れてとにかく運びます。

農業がおわって都会で友達にあったら「体中あざだらけだけどどうした？！」って心配されました。えへ。レタス収穫してました。

午後は地味作業でまったり？人格変わりすぎ問題

しかし！なんと！！

午前中の殺伐とした雰囲気が嘘のように、午後は別世界。同じ人たちとは思えないほど優しくなる不思議現象を目撃。この落差に戸惑いながらも、ホッとする午後のひとときでした。

無事出荷が終わったら、午後は新しいレタスの種まきをしたり、雑草取りをしに行ったりします。

めっちゃ腰痛い。地味な作業です。

でも午前中のせわしない感じや怒られ方はなんだったの？！っていうくらい周りも優しくなります。

時間になったら残業とかなく、じゃあまた明日やろう～って感じで仕事終了です。16時半くらいに。

で、18時にご飯食べて、21時には眠すぎて寝ます。健康的です。あざができる以外は。

スーパーでのレタス品質クレームに物申す！

レタス農家での過酷な体験後、スーパーでバイトをしていた時の出来事。お客様からのレタス品質クレームに対して、心の中で大爆発してしまった私。農家の苦労を知った今だからこそ言いたいことがあります。

後日、スーパーでバイトしていたら「レタスの品質が悪い」と言われ…

って心の中で思ったことがありましたw

確かにお金を払うとはいえ、スーパーでちょっと品質が悪いレタスだったとしても、文句言わないでねおばちゃんたち…。

川上村で「レタスやればなんでもできる」説は本当だった

レタス農家体験を語ると必ず言われる言葉があります。それは…

です。

確かに1ヶ月の体験を通してその意味を痛感しました。肉体的にも精神的にも鍛えられる究極の修行場でした。

そんなんで、レタス農家行ってきましたっていうと、

• 「よりにもよって一番大変なところに行ったね」
• 「レタスやればなんでもできる。どこへでもやっていける」
• 「レタスは農業の中でも別格だから」（これは農家さんによるらしいが）
• 「よく1ヶ月もったね」

と言われるんですよ。

本当にこれを毎日している農家さんすごいです…レタスが温室で機械化？して育てるのもちょっとわかるよ…。

あと…外国人が多かったのもすごく複雑な気持ちになりました…大変だから日本人がこないんですよね…。

【まとめ】日本一のレタス生産エリアに感謝！ボラバイトでレタス農家は覚悟が必要

一皮も二皮もむけてへろへろになったレタス農家の夏の1ヶ月でした。

というわけで、最後にボラバイトでレタス農家を考えている人への必須チェックリスト書き残しておきますね。

でも、確実に言えるのは「レタスやれば何でもできる」ということ。

きつい経験だったけど、確実に成長できました。

とにもかくにも、野菜の価値を心の底から理解し、農家さんへの尊敬の念が本当に高まりました。

収入面は少しいいお金をもらいましたが、お金以上にすごく価値のある経験ができたと思っています。今後レタス農家にいってみようかな？！という人の参考になれば幸いです！