トマト農家の住み込みバイトってどんな感じ？体験した感想をお伝えします

夏休みを利用して何か特別な体験をしたい！でも普通のバイトじゃつまらないし、かといって何をすればいいか分からない！そんな風に悩んでいませんか？

そこで今回は、実際に北海道のトマト農家で2ヶ月間住み込みバイトをした大学生の田村さん（仮名）にリアルな体験談を聞いてみました！

前半ではトマト収穫バイトの実態とメリット・デメリット、後半では農業体験に興味がある人におすすめの選択肢について紹介していきますので参考にしてみてくださいね！

ずばり「トマト農家の住み込みバイト」を選んだ理由とは？他のバイトとの比較検討結果

夏のバイト選びって、時給や楽さを重視するか、それとも経験や成長を重視するか迷いますよね。今回お話を聞いた田村さんも、最初は複数の選択肢を比較検討していました。

そんな田村さんがトマト農家の住み込みバイトを選んだ決め手は何だったのでしょうか。実際の選択プロセスを詳しく聞いてみました。

トマト農家を選んだ決め手はこれだ！

田村さんは、他のバイトと比較して、トマト農家バイトの以下の点が決め手になったそうです。

住み込みで生活費がほとんどかからず、しかも新鮮な野菜がもらえるのが魅力的だった！

田村さんが特に評価していたのは、食費がほぼゼロになる点でした。

「規格外のトマトやその他の野菜をもらえるので、自炊の材料に困ることがなかった。都内で一人暮らしをしていたら絶対に食べられないような新鮮な野菜を毎日食べられたのは本当に贅沢でした」と話してくれました。

確かに、トマトを育てている農家って、他にも夏野菜を育てていることが多くて、ナスやピーマンなど、ザ・夏の代表の野菜をタダでもらえる可能性はめちゃくちゃ高くなるんですよね。

農業未経験でも大丈夫？トマト収穫は初心者でもできる！

実際の作業はどのような雰囲気なのでしょうか。これも想像以上に良かったという回答をいただけました。

「最初は『農業なんて全然分からない』と不安でしたが、トマトの収穫って基本的には赤く熟したものを摘むだけなので、意外とすぐに慣れました」とのこと。

単純作業に見えて奥が深く、品種ごとの収穫タイミングを覚えるのが楽しかった！

トマトの世界は奥が深い！ミニトマトから大玉まで様々な品種にかかわる

「ただトマトを取るだけでしょ？」と思っていた田村さんですが、実際に働いてみると想像以上に学ぶことが多かったそうです。

ミニトマトは種類が豊富で面白い

特に印象に残ったのがミニトマトの多様性だったそうです。

大玉トマトは見極めが重要

一方、大玉トマトは別の技術が必要だったとのこと。

大玉の方は、色だけじゃなくてヘタの部分の色や実の硬さも重要です。出荷用なので、完熟一歩手前で収穫するのがポイント。最初は農家さんに『もうちょっと待って』とか『それはもう遅い』とか言われながら覚えたそうです。

ミニトマトと違って、大玉は１つ１つが勝負！ちょっとでも割れていたら規格外になってしまうんですよね。「明日までまってみよう」とおもったら、次の日には規格外になってしまった…なんていうこともありえます。

【実体験】トマト農家バイトを6項目で徹底評価

田村さんには、トマト農家バイトのサービスを6つの項目で5段階評価してもらいました。作業のきつさから給与面、スキル習得度まで、リアルな体験に基づいた評価なので、かなり参考になると思いますよ。

それぞれの項目について、具体的なエピソードと共に詳しく聞いてみましょう。

※あくまでも個人の体験談のお話ですので、農家さんによって条件は変わります。気になる方は実際に問い合わせてみてくださいね！

総合満足度は★5つの大満足！

特に印象的だったのは、トマトがどうやって育つのかを実際に見られたことだそうです。初心者にとって、この貴重な体験は何物にも代えがたい価値がありますよね。

作業のきつさは★4つの普通評価

一方で、作業のきつさについては普通評価でした。

立ち仕事での腰の負担を心配していましたが、実際には移動しながらの作業なので、思ったほど体への負担はなかったとのことです。

また、とにかく水分補給が大切で、30分おきくらいには必ず水を飲むようにしていました。塩分補給用のタブレットも常備しましょう。

食事・生活面は文句なしの満点！

最高評価を得たのが食事・生活面でした。

規格外とはいえ、味は全く変わらないきゅうり、なす、ピーマンなど、その時期に採れる新鮮野菜を毎日のように持ち帰らせてもらえて、野菜中心の健康的な食生活に自然と変わったとのこと。普段は外食やコンビニ弁当が多かった田村さんも、自炊の楽しさに目覚めたそうです。

規格外のトマトをぶっこんだトマト煮をよく作ったそうですよ。羨ましいですね！！

給与の妥当性は★4つのやや満足

給与については概ね満足していました。

田舎のバイトとしては標準的な時給でしたが、生活費を差し引いた手取りを考えると妥当と判断していました。

トマト栽培スキルの習得度は満点評価！

スキル習得については最高評価でした。

収穫のタイミング、品種の違い、病気の見分け方まで教えてもらえたため、農業が終わって家に帰ったときには、実家の家庭菜園でトマトを育ててはじめてみたそうです。

将来的に家庭菜園や農業に興味がある人にとって、これほど実践的な経験ができる機会は他にないでしょう。

収穫だけでなく、パック詰め作業も重要な仕事だったそうです。

また、午前中に収穫したトマトを、午後はパック詰めしていたとのこと。集中力と手先の器用さが必要な作業で、黙々とこなすことが好きな性格に合っていたとのことです。

人間関係は★4つの良好評価

最後に人間関係についても高評価でした。トマトの農家って、朝がめちゃくちゃ早いわけではなく、おだやかに緩やかに時が流れています。そのため、ちょっと偏見かもしれませんが、ゆったりした人も多く集まってきます。

一緒に働く他のバイトの人たちとも仲良くなり、田舎ならではの人の温かさを実感できたのも、大きな収穫の一つでした。

一人もくもく作業派には天国？農業バイトのメリット

おすすめの人	おすすめしない人
普通とは違う夏休みを過ごしたい人 食費を節約しながらバイトしたい人 もくもく作業が好きな人 自然や田舎の環境が好きな人 将来的に家庭菜園をやってみたい人	人とのコミュニケーションを重視する人 単純作業が苦手な人 暑いのが極端に苦手な人

田村さんの体験談を聞いていると、トマト収穫には多くのメリットがあることが分かってきました。特に人とのコミュニケーションが苦手な人や、集中して作業に取り組みたい人にとっては、理想的な環境だったようです。

ノルマがないから自分のペースで働ける

田村さんが働いた農家では、厳しいノルマは設定されていませんでした。

人とのコミュニケーションが苦手でも、もくもくと作業に集中できる環境が最高だった！

コンビニバイトをしていた時は、お客さんの対応で疲れることが多かったそうですが、トマト収穫は基本的に一人作業なので、人間関係のストレスがありません。

農家さんも『無理をしないで、体調を最優先に』と言ってくれて、プレッシャーを感じることがなかったそうですよ。

集中していると時間があっという間に過ぎる

集中して作業していると、時間の感覚が変わるという状況にもなったそうです。

もっと稼ぎたい人にはリゾバという選択肢も

農業体験も魅力的ですが、「やっぱりもっと稼ぎたい」という人には、リゾートバイト（リゾバ）という選択肢もあります。

項目	農業体験	リゾバ
時給	900〜1,100円	1,200〜1,500円
食事	野菜もらい放題	まかない付き
経験値	農業スキル習得	接客スキル向上
出会い	地元の人々	全国の若者
観光	田舎の自然	観光地を満喫

どちらも住み込みで新しい環境に飛び込むという点では同じなので、自分の優先順位に合わせて選べばいいと思いますよ。

【まとめ】トマト農家はメリットがたくさん！誰でも気軽に夏の思い出を作ろう

今回は、実際にトマト農家で2ヶ月間住み込みバイトをした田村さんのリアルな体験談をお届けしました。

総合満足度の高さ示すように、トマト農家の住み込みバイトは「普通とは違う経験をしたい人」や「食費を節約しながら働きたい人」にとって価値のある選択肢です。

夏休みの過ごし方に迷っている学生の皆さん、今年は真っ赤なトマトと一緒を収穫する体験をしてみませんか？きっと新しい自分を発見できるはずです！

農業体験に興味がある人も、もっと稼ぎたい人も、自分に合った夏の働き方を見つけて、充実した夏休みを過ごしてくださいね！